第6回試験飛行報告(6/19第4回滝川TF)

設計責任者の井上です。
先日19日にたきかわスカイパークで行われた第6回試験飛行について報告させていただきます。

当日は今までに比べ暖かく、最速のペースで組み立てを行うことができました。
今回は前回の飛行姿勢が機首上げ気味であったことから、主翼迎角を4.6deg→4.8degに上げてセッティングを行いました。
休憩後、フライト準備をしながらグランドクルーの交代練習を行った後に4時より試験を開始しました。
このとき、風は無風または12時から0.5m/s程度と最高のコンディションでした。

2本のジャンプ試験でピッチ安定性を確認した後、短距離試験2本を行い飛行姿勢を確認しました。
前回は機首上げ気味でしたが、今回は飛行姿勢は大変よく、このまま距離を伸ばしていくことにしました。

ただしこのときから、クランク回転数が105rpm程度(設計では83rpm)とかなり高く、パイロットの疲労が見られました。
このように、設計時に想定した回転数よりも高くなってしまった理由としては、全機抗力の推算が甘い、機速が設計機速より低い、プロペラの設計ミス、プロペラの製作精度が低いなど、様々な理由が考えられましたが、現場で対処することはできなかったので、パイロットに頑張って回転数を上げてもらい、続く試験に臨むことにしました。

続いて200mの中距離試験2本を行い安定した飛行が確認されたため、さらに距離を伸ばして長距離試験で400mフライトを目指すことに。

北大鳥人間初の長距離試験(実は短距離試験も今年が初めてです)。
400mを目指しましたが、途中でパイロットの体力が尽き300m弱で着陸してしまいました。
やはり高回転数はかなり堪えたようです。

そして休憩を挟んだ後、もう一度長距離試験で400mを目指すことにしましたが、やはりパイロットの体力が尽きてしまい今度は150m程で着陸してしまいました。
パイロットの体力的にこれ以上距離を伸ばすことは無理だと判断し、中距離試験に切り替えて操縦練習を行うことにしました。

このあたりから1~2時からの風になっており、偏流フライトを行うなどちょうどいい操縦訓練になりました。
中距離試験5本、短距離試験1本を行い、試験を終了しました。


前回、今回の試験を通して、安定した飛行にはプロペラの回転数が設計値に比べ異常に高く、パイロットの体力的に厳しいことがわかりました。
このため、次回7月3、4日の最終試験飛行に向け、クランクを大きくするかプロペラのピッチ角を調整するか現在検討中です。
北大鳥人間では今まで定常飛行の経験がなく(去年まではジャンプ試験まで)、この部分の調整はノウハウ等で難しいものがあります。

動画1/2(ジャンプ試験1本目~中距離試験2本目)


動画2/2(長距離試験1本目~短距離試験3本目)




次回は7月3、4日、たきかわスカイパークにおいて2日行程で実施を予定しています。
毎度のごとくたきかわスカイパーク様、OBさんにはご協力をいただき本当にありがとうございます。
次回は最終回です。よろしくお願いいたします。
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