第33回鳥人間コンテスト選手権大会報告

設計責任者の井上です。
最後の投稿になります。
7月24日に行われた第33回鳥人間コンテスト選手権大会について報告いたします。

テレビ番組ですので、フライトの結果については放映をご覧ください(放映されるかどうかはわかりませんが)。



20日に行われた大学での積み込み等は、かなりの荷物になりましたが何とか収めることができました。
借りてきたテントの規格が想定していたものと異なっていたため、急遽OBさんの地元自治会から貸して頂くことになりました。



21日の19時に、輸送隊はみんなに見送られながら大学を出発しました。
苫小牧東港からフェリーに乗り、21時間後に敦賀港に到着しました。
22日の22時には琵琶湖近くのネットカフェに到着し、睡眠をとりました。
輸送中は特に問題ありませんでした。

飛行機組は22日の17時に札幌を出発し、新千歳空港から名古屋空港に飛行機で移動しました。
名古屋空港から電車を乗り継ぎ、彦根口で下車後、ネットカフェで睡眠をとりました。
女性陣とパイロットは、琵琶湖近くの彦根ビューホテルで宿泊しました。



23日、琵琶湖の松原水泳場に移動して荷物と機体を積み降ろした後、安全審査に向けて機体を組み立て始めます。
懸念されていた主翼接合部も問題なく、普段の試験飛行通り組み立てることができました。
その後審査員がやって来て安全審査を受け、合格をもらいました。
ただしこの時、飛行張線にダイバーが絡まるのを防ぐことを目的に貼っていたビニールテープの色について改善の指示を受けました。

取材などを受けた後、機体を解体していきました。
この時、操舵のためのLANケーブルを引きちぎってしまったため急遽準備しました。
解体終了後は交代でお風呂に行きつつ飛行張線のビニールテープの貼り替え、LANケーブルの取り替え、翼のフィルムのアイロンがけなどを行いました。

ところが22時を過ぎた頃、急遽大会事務局側から22時以降の音を出す作業を禁じる旨が伝えられ、発電機を使用するフィルムのアイロンがけができなくなってしまいました。
そこで、組み立て中に発電機が使える翌朝6時からフィルムのアイロンがけを行うことにしました。



24日の3時30分から機体を組み立て始めます。
暗い中でしたがスムーズに組み立てを行うことができ、組み上がった主翼に簡単にアイロンがけをしていきました。

ぎりぎりになりましたが何とか機体は完成し、プラットホームに機体を移動させ始めます。
プラットホームへの通路は狭くかなり苦労しましたが、無事に機体をプラットホーム上へ移動させることができました。
日大さんのフライトの後、機体を発進位置に移動させてパイロットが乗り込みます。
フェアリングの最後のドアを取り付け、ゲートがオープンしました。
少しだけ風を待った後、発進しました。



あとでわかったことですが、おそらくこの時、電装の配線ミスによりエレベーターの操舵がパイロットの操作と逆になっていました。
つまり、パイロットは機首上げしようとしたにも関わらず、機首下げになってしまいました。
このミスには、組み立て中や最終チェック時にも誰も気づきませんでした。
これは設計責任者、操舵・電装班、パイロットに責任があります。
本当に申し訳ありませんでした。



機体が着水した後、ボートで曳航された機体は、主翼桁に破断などは見つかりませんでしたが、マウント部の損傷が確認されました。
これは飛行中に受けたものではなく、着水時の衝撃で受けたものと思われます。
機体を解体し、トラックに積み込んだ後、駐機場の片付けを行い、ミーティングを行った後解散となりました。



輸送隊はその夜に彦根を出発し、飛行機組は翌25日の夕方に出発し、どちらも25日の深夜に札幌に無事到着しました。



以上が報告となります。





さて、2010年度はこれで終了となりますが、今回の鳥人間コンテストに向けて、設計、製作、試験飛行のすべての段階でご協力頂いた方は数多くいらっしゃいます。
すべての方々に対して、お詫びを申し上げるとともに、心より感謝いたします。
本当にありがとうございました。
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