先日のGTFについて

 どうも、お世話になっています。
 初めまして、設計担当の磯田です。我々の機体は複数人で設計しているのですが、チームで空力を最も勉強して翼形の設計や設計全体のまとめ、それとテストフライトでは試験内容の決定をやっていました。


 早速ですが、先日の事故の報告であります。
 先日の北海道大学の陸上競技場(滑走路としては50m強程)でテストフライトを実施したところ、ジャンプ試験(機体を一瞬だけ浮かせてその挙動を見る試験)の途中、機体が降下し始める際に主翼矩形部(マウントより右翼側に2.0mの位置)の桁が破断し、機体が墜落しました。この際、左翼テーパ部、右翼テーパ部、前輪、ペラが破損し、機体はほぼ全損であります。パイロットは地面に手をついた際に突き指の軽傷をおいましたが他の部員には怪我がなく、心底安堵しております。ただ事故の現状をみると今回の事故がパイロットと部員にどのような危害を加えることになったかわからなく、恐怖を覚えるとともに大きな責任を感じております。
 事故原因としましては主翼の破損なのですが、その要因は今回ジャンプ試験は滑走距離の関係で短い距離で機体を上昇降下させる事が必要な試験であり、そこで上昇して降下しようとした際に、機体降下に伴う迎角の上昇による揚力の上昇と重力方向への加速度による主翼の慣性力に桁が耐えられなかったと考えます。問題は桁の強度設計と短距離でジャンプ試験を行ったことにあります。CFRP桁の強度に関することは専門的な知識を持っていない私からはとりあえずのそれらしい事を述べることができませんので、その設計者により詳しい報告をさせます。短距離のでジャンプ試験を行ったことに関して述べますと、昨年は同様の場所と内容の試験を行えたということで今年もおおよそ可能だろうと考え実施しました。ただ機体を上昇させるとなるとすぐ急降下し全力で減速しなければならず、機体に大きな力がかかるだけでなく何があるかわからない状態での試験には安全上にも問題のある試験であります。昨年実施してできたというだけで盲目的に試験を行ったのは間違いなく大きな過ちでありました。今後同じ場所でこのような試験はやることはないと思いますが、「例年」ではなく「今年」もきちんと安全を吟味したうえで試験をやるべきであり、引き継いでいきたいと思います。

 今後ですが、機体の回復はほぼ無理と判断し、それなりに活動しています。また今から会議です。
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今回の事故に関して、強度設計からの説明がまだないけど、まだなのかな?
一番重要な部分なのだから、きちんと説明しないと!!
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